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より薄く

とにかくすべては、眼科選びからスタートし、もっとも重要なことも眼科選びであることを理解しましょう。
きちんとした眼科を選べばレーシック手術の8割は成功したも同然ですし、逆に眼科選びに失敗すれば、8割方失敗したも同然です。そのくらい重要なのです。

ここで問題になるのは、眼科選びをしっかりと行い、信頼できる眼科医からきちんと説明を受け、信頼して手術に挑んだとしても、失敗する可能性が残されているということです。
あらゆる手術に同様のことが言えますが、手術には必ず、失敗のリスクが伴います。それは医師の腕ももちろん関係してきますが、個々人によってそれぞれ微妙に異なる身体の作り、体質などを考慮して手術を行うとなると、医師にとっては、常に新しい人、初めての手術に挑むことになるからです。まったく毎回同じ方法で同じように手術をすれば同じように治療できるわけではないのです。

わずかな失敗の確率は、今後医療技術がもっと進歩し、すべて機械が自動的に施術することになったとしても、完全にゼロになることはないでしょう。
ただ、ゼロではないからといって、失敗に備えることが無意味だというわけではありません。もし万が一、ということを考えなければなりません。

レーシック手術で失敗してしまった場合、再手術が可能であるかどうかは、角膜の残存量によって決まります。
人によって角膜の厚みは違うため、厚みが多く残っている人ほど再手術は可能になりやすく、もともと薄い人ほど再手術がしにくくなります。
角膜の厚みはレーシック手術の方法や用いる機材によっても、どれだけ残すことができるのかが異なります。

近年では、マイクロケラトームよりもさらに薄く角膜をカットすることで視力矯正を可能とする、エピケラトームを利用するエピレーシックも手術方針として採用されてきています。
エピケラトームでは、マイクロケラトームで作るフラップよりもはるかに薄いフラップを作ることができ、残存角膜量を無為に減らすことなく、屈曲率を調整することができるようになりました。
再手術の可能性を検討するのであれば、マイクロケラトームよりもエピケラトームを利用するエピレーシックのほうが有利と言えます。

しかし、あまりに薄く角膜を削るため、術後の経過確認は通常のレーシックよりも念入りにしなければならず、通院回数が多くなることなど、様々な点でデメリットも生じてしまっています。
特に大きなものとしては、術後半年ほどの間は、外出時にはUVカット加工のサングラスをかけることが必要になる点でしょう。合併症を避けるために必要な措置であるため、避けることができません。

角膜残存量に配慮した、安全性の高い手術と言えますが、その分別種の問題が発生しているため、一概にエピレーシックとレーシック、どちらが良いと言うことはできません。
しかし人によっては、角膜が薄くても手術を受けることができる方法であるため、エピレーシックを選ばざるを得ない人もいるでしょう。

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